魔法少女育成計画 ねむりんという魔法少女についての所感
自分語りを交えて色々と思うところについて書いていきます。メモ的なものなのでテキトーに書きます。読むならテキトーに読んでください。
ねむりんのキャストが発表されたのは去る9月1日。うわだいぶ前だ……時間の流れって早いですね……死にたくなってきたので書くのやめたい。
氏のことをまあまあ知っている人は、氏がどんな入り口でまほいくにドハマリしたのかだいたい想像がつくかと思います。そうです声豚だからです。
まほいく自体は無印のコミカライズ2巻が出たあたりから気になってはいたんですがラノベ原作ということもあり中々手が出せずにいました。あっ長くなりそうなのでこの話はこれで終わりにしときます。
氏が最初に手に取ったまほいく書籍はコミカライズでした。キャスト発表された2日後くらいに1,2巻を尼でポチって、届いた瞬間ワクワクしながら開封して読んでみたんですが。何よりも最初に「は?」って思いました。
コミカライズだと物語開始時点でねむりんは故人なんです。スノーさんとラ・ピュセルの師という扱い。出番も回想のみです。別の記事に「コミカライズねむりんは18Pしか息してない」と書きましたが実は1Pも息してない。
コミカライズねむりんについても長くなりそうなのでぶつ切ります。ねむりんについては言いたいことが多すぎてだめです。
まほいくシリーズにおいてねむりんほど口調がブレブレオブブレブレな魔法少女はそういないんじゃないでしょうか。
まず原作の無印ではねむりん本人が発した言葉が、魔法少女チャットの「どもども」しかない。はい。
無印以来の登場となる短編『ねむりんの冒険』(以下、『ね冒』)では「ねむりんビィーム! びびびびっ!」「きっとなれるよ。女の子は誰しもお姫様候補なのさ」など割とサバサバした口調っぽい雰囲気です。はあ。
短編『ワンダードリーム』では「誰の夢でも自由に見に行けたはずなんだけどね。たまーに思い出したように、誰かの夢を見に行けるだけになっちゃった。だから今日の機会を逃すと次がいつかもわかんないよ」「なんか雰囲気的には今生の別れっぽい盛り上がりだけど、私だってもうちょっとは夢の中にいるから……たぶん……もう夢そのものみたいなもんだからさ……また困ったことがあったら……その時は……また夢で呼んで……」と、『ね冒』のサバサバした部分をさらに伸ばした感じです。ひい。
コミカライズでは「特にこれというのはないんですヨ― ホント敵とかいないし―」「いいの わたしの魔法"人の夢の中に入れる"これじゃ人助けに役立たないし……」1つの媒体で2回くらいブレてますね。ふうん。
特別編集板 魔法少女育成計画に収録されている漫画『ねむりんのやわらかどりいむ』では「あーそれねむりんだよ」「ひとりで探すよ」「疲れたからもう帰る!」こんな感じ……正直この漫画についてはノーカンとしたいんですが自分用まとめということで一応。おそらくこの漫画の作者はねむりんのことを双葉杏の亜種だと思ってたんでしょうね。黒か白かで言えば黒歴史扱いです。氏としてはね。へえ。
ドラマCDでは「でも、ひとりでいちゃだめだからね。いくらスノーホワイトが強くても、ひとりで戦って勝てる相手じゃないよ」「ねむりんはこの世界を管理しているんだ。ほんとうは働いたら負けと思ってるけど(後略)」割とこの辺から定まってきている気がします。多分『ね冒』あたりでぼんやり固まってきていた口調をさらにしっかりしたものにしたというか。アニメの三条合歓ちゃんはドラマCDのねむりんっぽいですね。いや声はもよちーこと黒沢ともよさんなんですけど。ほお。
そして今放送中のアニメ。「スノーホワイト、すごいよねぇ~」「昼間はだいたい寝てるしぃ、あんまり外に出ないしねぇ」2000kcalオーバーするくらい甘ったるくてとろけそうな喋り方です。かわいい……特に声が……。文字の上に生まれたキャラクターの口調というのは、おそらくだいたいアニメになることによって、アニメの口調で最終決定されます。固定されます。だから今後色々な形でメディアミックスされることになった場合アニメのこの口調が主に使用されるかと思います。花守さんが演じてくれたねむりんが、今後色んな場で登場するであろうねむりんそのものになります。
なんだろう……氏としてはすごい複雑な思いです。「どもども」から始まったねむりんというキャラクターが、『ね冒』、『ワンダードリーム』、コミカライズ、ドラマCDを経てアニメで甘くてとろけそうな喋り方に落ち着く。うーん。
アニメが始まる前から「ねむりん好き」とおっしゃっている方はかなりの数見かけました。原作の人気投票でも3位になるくらい人気ですから。でもその人達はどのねむりんが好きなんだろう?どんなねむりんを愛してくれたんだろう?
アニメでもねむりん大人気ですね。嬉しいです。氏もアニメのねむりんがなんだかんだで一番好きかもしれません。
月日を重ねるごとにねむりんが扱われる表面積が大きくなっていきます。キャラクターが濃くなっていきました。濃さで言ったらもちろんアニメが一番です。だからアニメこそが正解で、アニメのねむりんこそが「ねむりんという魔法少女」なんだと思います。そう考えると、足りない物を補って楽しんでいた原作ねむりん推し共にアニメという解をドカンとぶつけるのは、まさに暴力だなーとも感じます。「思ってたのと違う」と言いたい人もいるでしょうがその思いは心の中に留めといてね。炎上しかねないからね。
再三言いますけど氏はアニメのねむりんすっっっっっっっっっっっごいかわいいから大好きです!!!思うところもなくはないですが氏は提示された解を喜んで享受したいです。異議を唱えたければ二次創作に走りますし。古参ソシャゲプレイヤーの方々はもっと理不尽なキャラブレを食らってるだろうし……バハとかマスとかそのへん……。
口調はどうでもええんじゃ!今回のテーマは「ねむりんという魔法少女について」。
まほいくにおける「戦わずに死んだ魔法少女」は、だいたい正しい魔法少女か歪んだ魔法少女かの両極端な存在です。その中でもねむりんはイレギュラーで、争いごとが苦手だったりコミュ強だったりと正しい魔法少女寄りな雰囲気を漂わせているんですが……一方でスイムスイムを(故意でないにしろ)狂気に突き落としたりラ・ピュセルに怪我をさせたことを隠したりとダメな一面も持っています。あとニート。
夢の中では完全に無敵なうえ、まほいく最強議論において絶対に名前が挙がるなど、本人が闘争心を持っていたら絶対に生き残る魔法少女です。頭もいい方だし。まぁねむりんが戦わないことについては、三条合歓ちゃんが平和主義だからだよとしか言えません。
そうですね、魔法少女としてのねむりん。アニメで明かされた部分も含めて語ります。
原作読者ならわかると思うんですが、アニメで三条合歓ちゃんが喋るまではねむりんの喋り方は素だと思ってました。いや確かに素であんな甘ったるい喋り方する24歳おったらドン引きですけど。それはそれとして。
アニメ2話でねむりん脱落決定、その後変身前……中の人ですね。三条合歓ちゃんが出てきて、喋った時の衝撃ですよ!声も変わってる!使い分けてる!ああああすごい!リアタイ実況してた時思わず「かわいい」って連投してた気がします。
三条合歓ちゃんのセリフも書き起こしてみます。
「はぁ……これでもう、変身できないのかぁ」「っ、あそう。んじゃあこれで最後ってことかぁ」「っへへ、まぁ潮時かもねえ。そろそろ、ニートもやめるつもりだったし」
ン~~~~かわいい~~~~~~~~~!!!!!!111!!24歳。これで24歳かー。いいですね。
これ、ねむりんオタクとしては結構大きい出来事で。ねむりんもロールプレイ型魔法少女だったわけですよ。ラ・ピュセルとかマジカロイド44みたいな。変身前と変身後の差異を隠すため、あるいは変身前のコンプレックスが変身することで解消された結果、あるいは自分の「理想の魔法少女像」になりきるため。ロールプレイ型魔法少女は本当に考察のし甲斐があって良いです。
もしかしたら三条合歓ちゃんも、自身がニートであることに引け目を感じていたのかもしれませんね。ねむりんになることで憧れていた魔法少女と(チャットで)話せて、同じ舞台に立てて、自信を持てたからニートと、そして魔法少女を卒業しようかな、という気持ちになる。一歩先が深淵の闇だとも知らずに。本当に無慈悲な話です。越えるべき嘆きの嵐です。
そして何よりもねむりんが掻き乱した殺し合いゲームですよ!まほいくシリーズにはとんでもないトリックスターが複数存在しますがねむりんもだいぶ良いトリックスターです。本人にその気が全く無いのが恐ろしい。
ねむりんについて書くと止まらなくなりますね……一応アニメでのねむりんの死から4週間経ったということで書きました。musica magicaが出たら追記するかもしれないしmusica magicaの感想に長々と書くかもしれません。おやすみパラレル。
氏もさすがに眠いのでおやすみグンナイねむねむグッバイします。実際打ってみると恐ろしい歌詞ですねおやすみパラレル……発売が待ち遠しい。寝ます。